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繁殖和牛経営をはじめませんか |
茨城県農業総合センター 専門技術指導員 加藤 康明 |
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茨城県では,ブランド和牛である「常陸牛」をけん引役とし,肉用牛の生産振興を行っていますが,肥育素牛の多くを県外からの導入に依存しています。
今後,更なる高齢化が進むなかで,全国的に肥育素牛の不足が懸念されることから,県と(公社)茨城県畜産協会では,大子町や大子町畜産農業協同組合の協力を得て,新規繁殖和牛経営入門講座に取り組んでいます。 ![]()
繁殖和牛経営に関心がある方や新規の繁殖和牛経営を開始された方を主な対象としたカリキュラムです。
平成25年度は,講義(座学)のみの受講生5名を含め,17名が受講しました。 ![]()
開催時期は,年度によって多少異なりますが,平成25年度は8月3日(開講)〜1月16日(卒業)の期間中,全7日間で実施しました。
内容は,講義3回,農家実習5回,子牛市場見学1回です。 平日は都合が付かない受講生がいることから講義は原則,土曜日とし農家実習は受入農家と調整のうえで実施しています。 ![]() (農家実習で稲WCS調製を体験)
農家実習のうち,1日間だけは宿泊を含む実習を設け,繁殖牛農家における朝・夕の飼料給与体験とともに宿泊日を合わせて,講座の卒業生や繁殖牛農家との交流会を行っております。
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今年度は,受講生17名のうち,講義と農家実習の全課程を受講した12名が卒業しました。
受講生のうち5名が繁殖牛経営を開始しており,ほか3名も「今後,繁殖和牛経営を開始したい」という意向でした。 ![]()
平成26年度も6月中下旬から関係機関等において,ポスターやパンフレット,ホームページで募集する予定です。
肥育牛経営から繁殖〜肥育牛一貫経営や酪農から乳・肉複合経営への転換を考えている方,水稲経営で飼料用稲を活用した繁殖和牛経営に興味がある方,大学生など積極的なご参加をお待ちしています。
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