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削蹄管理者普及講習会を開催しました
茨城県畜産農業協同組合連合会

  平成24年7月11日,本会では社団法人日本装蹄 師会との協力により,有限会社加藤牧場(日立市)を 会場として「削蹄管理者普及講習会」を開催しました。 削蹄は,家畜の生産性に大きな影響を及ぼす重要な 技術であります。そ のため関係者の関心 も高く,今回の講習 会には常陸牛生産者 や飼料メーカー・畜 産団体の職員など予 想を上まわる約30名 の参加がありました。


  午前の部は,「削蹄が及ぼす経済効果」をテーマに NOSAI福島の角田元成氏に講演いただきました。 角田先生は獣医としての専門的な立場から,蹄の疾 病対策や,ビタミンAの推移と削蹄時期の関係など について具体的な事例を含め説明されました。
 午後の部は,牧場の牛を使って削蹄の実技講習を 行いました。講習では,日本一の削蹄師に選ばれた ことのある益子正先生と,茨城県装蹄師会会長の高 村宏和先生に講師をお願いし,蹄の骨格標本を使っ た説明や詳細な実技について指導いただきました。 実技講習会では,参加者が実際に実技に取り組み, モデルとなった牛の立ち方も,削蹄前に比べ見違え るほど良くなった状態となりました。
 講習会の終了後には,参加者から「削蹄の大事さ を改めて実感することができた。」「今後もこのよう な講習会があれば是非参加したい。」などと,前向き な意見を多く聞くことができました。本会では,今 回のような生産 者にとって有意 義な研修会の開 催について今後 も積極的に考え ていきたいと思っ ております。