現在の肉牛情勢は、飼料価格の高騰と枝肉価格の低迷という、かつてない厳しい経営を強いられ、また、素牛価格が最高値の時期に導入しているために、今回のような共進会出品牛であっても収支が赤字となるケースが多いのも現実です。今後もこのような状況が続くと、高い肥育技術をもつ本県の常陸牛指定生産者であっても、「常陸牛」の飼育頭数が減少することも予想されます。私たち団体や行政機関は、「常陸牛」を生産する農家の支援に積極的に尽力すべきであると考えます。
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平成21年に入って配合飼料も大幅値下げとなり一部明るさも見えますが、厳しい経営環境は今後も続くものと思われます。「常陸牛」が将来に向け名実ともにトップブランドとなるためには、今ここで、いかにして生産者を支援していくかが重要課題であると思われます。今後も関係者が一致団結し、常陸牛指定生産者が将来に希望を持てるための努力をしていきましょう。
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