10月12日(金)、茨城町、JA全農いばらき子豚市場において第50回茨城県種豚共進会が開催されました。今回は6市町村、7名の方から80頭の出品でした。出品内訳は1部1類の若齢個体にはランドレース11頭、大ヨークシャー10頭、デュロック23頭で、1部2類の若齢組出品は5組10頭(ランドレース3組、大ヨークシャー1組、デュロック1組)、2部のF1については26頭でした。
最高位である名誉賞の1席に常総市の吉原幸一さんの出品豚で若齢組出品のデュロック雄が選ばれました。この組は発育が良く、骨量・体積に富み、後躯が充実し、資質品格ともに申し分ないのはもちろん、相似性が非常に高い素晴らしい組出品の雄でした。2席には神栖市の高橋三郎さんの出品豚で若齢個体の大ヨークシャー雄が選ばれ、3席にはつくば市の飯田吉治さんの若齢組出品のランドレース雌が選ばれました。
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共進会終了後に行われたオークションにつきましては、購買者が40名程度集まり、活気あふれるオークションとなりました。最高値は那珂市の上金幸広さんが出品したデュロック雄が20万1千円で競り落されました。成立率は82.5%でした。(80頭上場中66頭が成立)
本共進会は第50回と回数を重ね、節目の開催となりました。今回より会場が下妻家畜市場よりJA全農いばらき子豚市場へ移り、会場の変更に伴い駐車場数、購買者数、審査方法、セリ方法等不安な点はございましたが、大きな問題も無く終了することが出来ました。
種豚生産の現状として、ブリーダーの高齢化に伴い、生産規模は縮小している中で、一貫経営においては規模拡大が進み、種豚の導入においても大手ブリーディング会社などより定時定量での導入をしての計画生産を図っている。もしくは疾病対策の一つとして出来るだけ外部からの導入を控えて自家生産で種豚の更新を図るなど、市場から導入を行う生産者は年々減少しています。
今後はより多くの方々に市場を利用してもらえるような対策が課題と考えます。 |