茨城県農産物販売推進東京本部(朝日正本部長)は、茨城農業改革を着実に進めるため、平成17年4月に設置され、今年度で3年目を迎えています。
事務所は東京都大田区の東京都中央卸売市場大田市場内に在り、県職員8名、全農茨城職員4名、嘱託職員1名、兼務職員2名の計15名で構成され、首都圏における茨城産農畜産物(青果物・花き・米・常陸牛等)のPR、販売促進、営業活動等を推進しています。
今回は、主な業務の中から畜産物の販売推進活動について紹介します。
1 常陸牛の販路拡大とブランドアップに向け た活動
「常陸牛」は、「メロン」「コシヒカリ」と並ぶ本県の顔となる重点品目として位置づけられており、常陸牛振興協会と連携を図りながら、首都圏における「常陸牛」の販路拡大や知名度向上を目指し、情報収集や売り込み等に取り組んでいます。
具体的には、首都圏において「常陸牛」の買える店、食べられる店を増やすため、お店を回っての取引斡旋やキャンペーン開催等によるPR、流通業者等との情報交換会を実施しています。
「常陸牛」のおいしさは、首都圏でも着実に評価されてきており、常陸牛を販売する指定店等店舗も平成19年2月現在で84店舗に拡大してきています。
2 いばらきフードウェーブの開催
首都圏において、新たな販路拡大を図るため、市場関係者・量販店関係者・外食業者・惣菜業者・加工業者などの実需者を対象として、毎年東京都内で茨城産農畜産物の展示・提案会(いばらきフードウェーブ)を開催しています。
県内のJA・農業法人・食品企業等が出展し、取引拡大を目指して、産地のPR活動や商談を支援するものです。
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今年度は、「いばらきフードウェーブ2007」を9月27日に東京都産業貿易センター浜松町館で開催しましたが、出展団体数は38団体で、畜産関係からも、やさと農業協同組合の筑波地鶏など4団体が出展し、積極的な提案・商談が行われました。
3 パンフレット等を活用したPR活動
首都圏で茨城産農畜産物を年間を通して販売している百貨店やスーパー、茨城県産の食材を使ったメニューを提供する料理店(いばらき農産物提供店、常陸牛販売指定店、ローズポーク販売指定店、奥久慈しゃも料理店・販売店、筑波地鶏取扱店)を紹介する「いばらきの新鮮な野菜や果物と肉の買える店・食べられる店 首都圏マップ」を作成し、首都圏を中心に配布して、消費者の方々にPRしています。
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