夏休み期間中の7月27日と8月23日の2日間、茨城県畜産センターを会場に「夏休み親子みるくスクール」を開催しました。この催しは農林水産省、(独)農畜産業振興機構ならびに茨城県の後援をいただき、小学校低学年とその親を対象に、楽しく学びながら牛乳に親しんでもらおうと毎年開いているもので、今年で5回目になります。両日とも募集人員は親子50組・100人を予定していましたが、これを大きく上回る応募がありました。
 2日間とも元気のいい親子が会場いっぱいに集まりました。当協会の大槻和夫会長によるスクール開校の挨拶、大垣茂畜産センター長の歓迎挨拶の後、参加者は班に分かれて@酪農体験、A牛乳料理、B牛乳パック工作の各教室を順番に回りました。
 酪農体験ではエサやりと乳搾りを行いました。初めは恐々と近づいていましたが、慣れるにつれ乳牛の頭や乳房に進んで触れるようになりました。合間に畜産センターの職員から乳牛について懇切丁寧な説明がありました。畜産センターは県内で唯一の酪農教育ファームに認証された牧場であり、教育的配慮が行き届いていて充実した内容になりました。
 牛乳料理は日本乳業協会協力のもと管理栄養士の指導でフルーツ白玉、ヨーグルトバナナケーキ、手作りバター、ミルクミックスジュースを作りました。エプロン・三角巾姿の小さなコックさんたちが親の心配をよそに果敢に挑戦し、粉にまみれながらも見事に成し遂げました。最後に完成品を親子で仲良く味わいました。
 牛乳パック工作は当協会が担当しました。空き紙パックを三角に折り、これを束ねて接着し、6角形のイスを作るものです。簡単なようですが、意外と手間取り、真剣に取り組んでいました。できあがったときは親子とも達成感に満足した様子で、世界でただ一つの手作りイスを各自持ち帰りました。
 スクールを通じて、牛乳への理解はもとより親子のふれあいも深まったように見受けられ、主催者として所期以上の成果を実感しました。
 最後になりましたが、暑いなか参加いただいた親子の皆様ならびにご協力いただいた畜産センターをはじめ関係者に厚くお礼申し上げます。

酪 農 体 験 教 室

牛 乳 料 理 教 室

牛 乳 パ ッ ク 工 作 教 室