去る8月25日、平成16年度茨城県たい肥利用促進協議会(会長 廣木ュ茨城県畜産協会長)を茨城町のJA全農いばらき農業機械総合センター研修室において開催しました。当協議会は、たい肥センターにおける良質たい肥の生産、流通、利用の促進を目的に平成13年に設立され、各地域のたい肥センター(平成16年3月現在170)、農業団体、市町村、県を構成員としています。11月1日から本格施行される「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」に目前に控え、関係者多数出席のもと開会しました。![]() 主催者として矢口県畜産協会専務、来賓として県畜産課和田技佐より挨拶があり、その後協議に入りました。まず、事務局より事業報告と事業計画を提案しました。 |
今年度も昨年度同様@協議会の開催、@たい肥センターの運営に関する情報収集提供、Aたい肥の利用促進等に関する推進活動、B良質たい肥生産技術の普及・啓発、Cたい肥センターにおける堆きゅう肥生産コスト低減のための調査・分析・指導、
Dたい肥センター関係団体に対する指導E助言などの事業を行うこととしました。新たな取り組みとしては@たい肥センター名簿を畜産協会のホームページに掲載する、A10〜12月のたい肥利用月間に家庭菜園を対象に試供品を配布する、B特殊肥料として県知事に未届けのたい肥センターに対して生産業者・販売業務開始の届出を促進することなどです。なお、今年度のたい肥コンクールは豚・鶏の中小家畜部門を対象として行います。 次に茨城県農産課の笠井係長より、県で推進している「いばらきの土づくり運動」の説明がありました。高品質農産物生産には良質たい肥利用による健全な土づくりが必要であり、今年度から@たい肥の成分分析と品質向上指導の推進、A完熟たい肥生産流通拠点施設の整備促進、Bたい肥運搬・散布受託組織の育成、C耕畜連携による新たなたい肥利活用への支援などに取り組むことが報告されました。また、たい肥流通のネットワークづくりを進めている当協議会との連携を強めていきたいと話されました。 |