茨城県畜産協会では(社)全国養豚協会から委託を受け、毎年県内の養豚生産者を対象にアンケ
ート方式で養豚基礎調査を実施している。本年度も現在調査中であるが、昨年度の集計結果の概要を紹介したい。今回は飼料関係について報告する。 1.調査方法 調査方法:調査用紙を養豚生産者に配布し、記入後に回収。 調査基準日:8月1日 調査実施主体:茨城県畜産協会 回答農家数:419戸 2.集計結果 一貫経営(自家生産の肥育豚70%以上)と肥育経営(自家生産の肥育豚70%未満)の合わせて377戸について集計された結果は右表のとおりである。以下に要点を記す。 問1 372戸から回答があり、複数回答400件のなかで90%以上は市販の配合飼料を使用していた。 問2 市販飼料の形状は粉末状が多く、特に親豚飼料でその割合が高かった(回答366戸)。 問3 幼豚飼料では紙袋の割合が高かったが、全体としてはバラの割合が高かった(回答374戸)。 問4 飼料運搬車の来場頻度は、2〜3日に1回から月2〜3回までの割合が高かった(回答37 3戸)。 問5 飼料運搬車のタイヤ等の消毒は80%が実施していないという回答であった(回答363戸)。 問6 飼料納品時に立会わないという割合は18%と低かった(回答368戸)。 問7 納品伝票は保管しているものの、整理していないという回答が約10%あった(回答368戸)。 問8 納品伝票の保管期間は1年間以下という割合が60%であった(回答343戸)。 問9 市販・自家配合飼料のみの使用者も今後は食品残渣飼料の利用を考えているという回答が25%あった(回答267戸)。 |
表 集計結果
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