5月23日(金)に新治郡八郷町根小屋の茨城県畜産センター研修室において総会の他、シンポジウムと特別講演が開催され120名と多くの参加があった。 この研究会は昭和32年に畜産の技術及び経営の改善普及を図るために設立され、年1回研究会を開催し畜産技術に関する意見や地域情報の交換を行っている。 総会では、松澤安夫会長(茨城大学農学部生物生産科学科 教授)から畜産業は農業の一環であり、生物生産主体の産業であり地球環境を維持して行かなければならないという、本来の本質を見失ってはならない。資源循環型農業であり工業とは異なる事を自覚し一般の方々に理解を求めるため積極的にアピールしていく必要があるとの挨拶があった。 |
また、事業として年数回、情報誌を発行することを理事会で決定されたとの報告があり認められた。 今回のシンポジウムは「移行期における蛋白質給与水準が産乳性および繁殖性に及ぼす影響」茨城県畜産センター酪農研究室 楠原徹氏、 「大ヨークシャー種系統豚ローズW-2(仮称)の利活用」養豚研究所 前田育子氏、 「土壌肥料サイドからみた堆肥利用推進上のポイント」県農業総合センター 武井昌秀氏から話題提供があり、活発な意見交換が行なわれた。 また、特別講演では「欧米諸国における有機畜産の概況と日本の課題」と題して財団法人農政調査委員会調査研究部 主任研究員 大山利男氏から講演をいただいた。 |