今回は、本たい肥利用促進協議会会員のうち、養豚、養鶏関係の堆肥センターを対象として豚15、鶏5の20カ所からの参加があり、豚鶏関係61会員の約1/3の参加で実施された。
 審査は、県の指導・研究機関の職員7名を審査員として、現物官能審査と成分分析(社団法人茨城県公害防止協会に成分分析)の結果により判定し、入賞者が決定された。
 官能審査では色相、形状、臭気は全体的に良好な堆肥であるが、不快臭の強い物、発酵が良好でない物が数点見られたことが残念であったとの講評があった。
 肥料成分である窒素、リン、カリの3要素については、平均で豚は3.9、7.0、2.2、鶏では3.1、6.7、3.1であった。土づくりの指標とされるCN比の平均は豚で10.2、鶏で8.3となり、利用性としては「土づくり」より「有機質肥料」としての位置付けが強い堆肥であった。
 審査結果を踏まえ、上位の堆肥については、管理面、流通面を中心とした現地審査を実施して順位を決定した。
 最優秀賞八郷町足立修身
 優秀賞岩間町イイダ微研
 優良賞八郷町諏訪宏行
 〃結城市吉川和利
 〃友部町柏井一夫