最新年度 | 平成24年度 | 平成23年度 | 平成22年度 | 平成21年度 | 平成20年度 | 平成19年度〜 |
ホーム > 畜産茨城平成24年度 > 3月号 : 第40回茨城県常陸牛枝肉共励会開催(販売平均100万円突破) |
|
第40回茨城県常陸牛枝肉共励会開催(販売平均100万円突破) |
茨城県常陸牛振興協会 事務局長 谷 口 勇 |
当協会主催の,第40回茨城県常陸牛枝肉共
励会を東京食肉市場において開催しました。
(25.2.27〜3.1)
今回は,40回の節目の共励会で,出品頭数を 10頭増やし,計60頭で実施いたしました。 デフレ経済の環境の中,生産者には売上額が 思うように上がらないとのジレンマと,何とか して「銘柄牛の存在感を示したい」との両方の 思いを持ちながら臨みました。 搬入に際し,小美玉市の県中央家畜市場に, 雌6頭,去勢54頭の丹精を込めた黒毛和牛60 頭が勢ぞろいした光景は,実に壮観で,頼もし い限りで,どの牛もチャンピオンを狙うぞ,と の意気込みを感じました。 会場では,出品者を中心に,生体審査と受賞 予想を行い,名誉賞と最優秀賞の候補牛を真剣 なまなざしで,また,期待を込めて選び投票し ていました。 最終日には,枝肉審査が早朝から行われ,県 畜産センター肉用牛研究所の鈴木所長(審査委 員長)を始め,日本格付協会・東京食肉市場・ JA 全農ミートフーズ゙・買参人代表では,潟R シヅカの腰塚社長が審査を行いました。 ![]() 名誉賞の枝肉
慎重なる審査の結果,名誉賞には,古河市の
宇都木一夫氏の去勢牛「茂宝」が選ばれ,枝肉
重量554s,ロース芯面積87p2,BMS 12と,
文句の付け様がない,堂々たる「常陸牛」でした。
名誉賞牛は,競り合いの末,潟Rシヅカが, 枝肉単価3,176円で,購買しました。最優秀賞 には,八千代町の黒川利明氏「北安」号が選ば れました。 今回,買参対策として,前日に主な買参人の 事務所訪問や,招待をしての前夜祭を行いまし た。この様な対策や常陸牛の名声が相まって, 1頭当りの平均販売金額は1,022,513円と,100 万円の大台に乗り,枝肉の平均単価は1,931円, 平均枝肉重量は,530sで,販売金額,枝肉単価 いずれも前回を大幅に上回り,市場関係者からは, 60頭の規模で100万円台の共励会は,称賛に値 する快挙であると,健闘を称えられました。 常陸牛の証である刻印率も90%を堅持し, 質・量とも銘柄牛に値すると市場関係者から高 い評価をいただきました。 ![]() 受賞した宇都木氏 また,直近では,日本を代表する量販店から 「常陸牛」を販売して行きたい旨の,強い要請 を受け,大変有難い事と思っています。 褒賞授与式では,当協会の柴田会長から,出品者及び関係者に向け,日頃の努力に対し,労 いと,更なる発展を目指して頑張りましょう! との言葉をいただきました。 ![]() ![]() |
![]() |