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県南地区養豚協会青年部が活動を始めました。
県南農林事務所企画調整部門振興・環境室


 1 はじめに

 県南地区の若手養豚経営者が養豚産業の将来 を考え,これまで希薄であった相互の交流を深め, 経営の安定化を図ることを目的に県南地区養豚協 会青年部を立ち上げました。青年部は土浦市,か すみがうら市,石岡市,稲敷市及び行方市の若い 生産者12名で構成されており,定期的な学習会や 情報交換会開催などの活動に取り組み,県南地域 の養豚産業の活性化を図っていきます。


 2 設立総会

 平成24年8月10日に土浦合同庁舎にて県南地 区養豚協会,茨城県農業共済組合連合会,茨城み なみ農業共済組合,県関係機関などの関係者31名 の出席のもと,規約,予算案,事業計画等が承認さ れ,県南地区養豚協会青年部が設立されました。
 青年部設立後,会長に選出された廣原氏が12名 の会員を代表して「養豚を取り巻く情勢は飼料価 格の高騰や豚価の低迷など厳しい状況にあるが, 若手養豚経営者が連携し協力し合い,困難な時代 を乗り切って,養豚産業の未来を切り開こう。」と 挨拶し,改めてこれからの県南地域の養豚を担っ ていく決意を表明しました。


設立総会


 3 青年部活動の取組

 青年部設立後は,計画に沿い活発な活動が展 開されており,8月と12月に次の勉強会を開催しま した。

(1) 秋口の飼養管理技術と豚舎防疫
 動物医薬品会社職員から「秋口の繁殖成績 向上のための飼養管理技術」について,県南家 畜保健衛生所職員から「豚舎での防疫対策」に ついて,講演いただきました。出席した若手経営 者は,夏季の暑熱によるストレスが豚の抵抗力 を低下させ,秋口に下痢などを伴う疾病が発生 しやすくなることや,その対策・方法について熱 心に学びました。

(2) 養豚を取り巻く情勢と畜産物価格関連対策
 日本養豚協会理事の櫻井宣育氏をお招きし, 「養豚を取り巻く情勢」について,講演いただ き,「養豚を巡る情勢の変化」や「養豚経営安 定対策事業」などの畜産物価格関連対策の仕 組みについて学びました。若手養豚経営者は経 営や制度に係る貴重な情報を得ることができ, 講演後,活発な意見交換が行われるなど,若手 経営者の熱意の高さがうかがわれました。
 当日は,勉強会の開始直前に茨城北部で震度 5弱を記録する地震が発生しましたが,参加予 定者は,各豚舎施設状態を確認後,全員出席す るなど,最新の情勢や技術を習得し,経営に活 かそうとする若手養豚経営者の意欲の高さが感 じられました。


第2回勉強会


 4 今後の方向

 今後青年部は,地域資源を活用した銘柄畜産物 の販売促進や,霞ヶ浦の浄化と環境に配慮した経 営に取り組むための勉強会開催を予定しているの で,関係機関と連携し,引き続き活動を支援してい きます。

 現在,青年部には行方市からも参加しており,こ れからも県南地域に限らず,広く若い生産者の参 加をお待ちしております。

  問合わせ先
  県南農林事務所企画調整部門振興・環境室
   農業振興課 津田(Tel 029-822-7086)
  県南農林事務所経営・普及部門
           安達(Tel 029-822-7242)まで