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ホーム > 畜産茨城平成24年度 > 9月号 : 常陸牛をもっと身近に感じてもらうために |
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常陸牛をもっと身近に感じてもらうために |
茨城県常陸牛振興協会 事務局長 谷口 勇 |
昨年の3.11の大地震と福島原発の事故から
間もなく1年半になりますが,被災地の復興に
はまだまだの感があり,スピードが求められて
います。
本県の牛肉の消費流通にも,大きなダメージ を受け,影響から回復しきれていないのが現状 かと思います。加えて,我が国の景気動向はヨー ロッパの金融不安等の影響を受け,生活防衛に 拍車がかかっています。 このような中,高級ブランドである「常陸牛」 をより多くの県民の皆様に,より身近に感じて もらい,消費行動に結びつける提案が必要と感 じていました。企画のひとつに,今年はうなぎ の価格が高騰していて,土用の丑の日の定番メ ニューのうな重やうな丼を大幅に値上げせざる を得ないとの情報を得て,この機会に土用の丑 日に牛肉を食べて親しみを感じてもらおうと考 えました。
幸い,キリンビールの子会社であるキリンビ
バレッジ鰍ェ特保のコーラを発売し,飲むこと
により脂肪の吸収を抑制する効果をうたい文句
に人気が出ていました。これは,バーベキュー
や焼肉との相性が抜群と感じ,協会として今後
のPR活動を共同して行きたい旨をキリンに提
案し,受け入れていただきました。
早速,土用の丑の日の7月27日に照準を合わ せ,県庁のひばり食堂で常陸牛丼を食べてもら う企画を県畜産課と県生協に提案し受け入れて もらいました。 その内容は月曜日から金曜日の5日間連続で, 1日100食を500円で提供し,さらに全員にキ リンの特保のコーラを1本つけるお楽しみ特典 を用意しました。リピーターを期待するため, 毎日常陸牛レトルトカレーを20名様に,三角ク ジを引いて当たる特典を加えました。 周知するため来庁する県民に対し,2階のエ ントランスホールに牛丼フェアをPRするコー ナーを,7月初旬から設置し,牛丼のバナーや のぼりは,人の目を引き効果がありました。 いよいよ牛丼フェアの初日の7/23(月)が 到来し,出足を心配しましたが,食べにくる人 が順調に集まり,100食は1時間30分以内で完売しました。食堂で食べている人に感想を聞い たところ,「牛肉がやわらかくおいしい,外食の 牛丼とは比較にならないほどレベルが高い。」 「コーラやレトルトカレーのプレゼントはサプラ イズでよかった。」 年配の女性は「明日は孫を連れてくる」と言 いリピーターが増えました。 間もなく秋の収穫時期たけなわとなり,新米 も出回るようになるので,新米と常陸牛の組み 合わせでイベントを行い,さらなる常陸牛の認 知を図るよう頑張ってまいりたいと思います。 キリンビールが9月10日から10月末まで選 ぼう日本と題し,全国47都道府県の産品を各1,000名様にプレゼント,全国で47,000名にプレ ゼントする企画を実施します。茨城県からの消 費者プレゼントは今年も常陸牛が選ばれました。 常陸牛を全国にPRするチャンスと考えています。 これからも,キリンビール・キリンビバレッジ 様と手を組んで消費宣伝に取り組んでまいりま すので,皆様方の応援よろしくお願いいたします。 ![]() ![]() |
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