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     平成23年度 > 1月号 : 第13回県南肉用牛枝肉共励会が開催されました


第13回県南肉用牛枝肉共励会が開催されました
茨城県県南農林事務所振興・環境室

1 はじめに

 平成23年11月17日に県南肉用牛経営技術研 究会主催による第13 回肉用牛枝肉共励会が茨城 県中央食肉公社で開催されました。3月11日に東 日本大震災があり、その後の原発事故に伴う放射 能汚染や農畜産物の風評被害、枝肉価格下落など 肉用牛経営にとって厳しい状況が続いていますが、 成島会長をはじめ各会員の努力により開催するこ とができました。





成島会長あいさつ


2 枝肉成績

 出品頭数は和牛の部で23頭(去勢21 頭、雌2 頭)、交雑種の部で15頭(去勢5頭、雌10頭) の計38頭となりました。審査には茨城県中央食肉 公社の萩野谷部長と日本食肉格付協会茨城事業 所の五十嵐所長が当たりました。厳正な審査の結 果、和牛5頭と交雑種3頭の入賞が決定しました。



  和牛の部成績
  名誉賞  倉持和夫(つくば市)理房9746
  最優秀賞  酒井克巳(つくば市)第80 小山
  優秀賞  池延浩幸( 美浦村 )福安藤
  酒井克巳(つくば市)花平照
  塚田浩一(つくば市)金義


  交雑種の部成績
  最優秀賞  栗山元昌(牛久市 ) 栗山1号
  優秀賞  関 郁夫(石岡市) 関2号
  関 郁夫(石岡市) 関3号




和牛名誉賞枝肉




和牛最優秀賞枝肉


3 枝肉研修会

 中央食肉公社萩野谷部長から、今回の出品牛 全頭について良い点、悪い点などの講評をしていた だきました。
 (萩野谷部長の講評)和牛の部では平均枝肉重 量が492.8kg でした。BMSの平均も7を超えてい ます。格付ではA4以上が17 頭で73.9%を占め ていました。通常は7割を超えないので、この共 励会には良い牛が多く出品されていたということで す。名誉賞の牛については体型、肉色、サシの入 り具合、モモ抜けなど申し分ありませんでした。交 雑種の部では平均枝肉重量が490.6kgであり、重 量はしっかり出ていました。バラの厚さでは7.9cm あったが全体的に和牛と比較すると少し寂しい気 がしました。




枝肉研修会の様子



4 おわりに

 研修会の後、セリが行われ、入賞牛の枝肉を競 り落とした購買者には、研究会から副賞として商品 券と土浦産のレンコンが贈られました。名誉賞牛 は枝肉単価2,157 円/kg、売上価格993,299 円で セリ落とされました。 現在の牛肉相場はあまり良く ありませんが、このような機会を通して県南地域で 生産される高品質な牛肉を実需者にPRしていきた いと考えています。




セリの様子