この度の定期人事異動により、畜産センター長を拝命いたしました。よろしくお願い申し上げます。
畜産を取り巻く状況は、配合飼料価格の高止まり、国内景気の減退による国内畜産物の消費低迷など、依然として厳しい状況が続いております。
このような状況の下、畜産農家の方々におかれましても、生産性の向上を図るため、飼料の自給率向上や未利用資源の利活用など、効果的な取組がが求められております。
当センターではこうした課題に応えるべく、省力的管理、高付加価値畜産物の生産、未利用資源の有効活用などによる家畜飼養管理技術の確立のための試験研究、先端技術を活用した家畜の改良、たい肥の利用促進のための試験研究などを行って参ります。
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特に、今年度から各家畜において、水田の有効活用による飼料用米の効果的な給与方法等の試験が開始されます。水田を活用した取組は、稲WCSの生産など年々拡大傾向にあるところですが、今年度、国の施策でも水田フル活用ということで水田農業の取組が強化されております。
家畜、家禽に飼料用米を給与した場合の肉質への影響、乳量や産卵率への影響等を調査し、付加価値のある畜産物の生産に寄与したいと考えております。
関係機関と連携を図り、研究成果の普及に努めるとともに、生産者、消費者ニーズに耳を傾け、新たな課題に職員一丸となって取り組む所存でございますので、関係各位のご指導、ご鞭撻をお願いし、就任のあいさつといたします。
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