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県西地域の養豚農家102名が構成員となっている県西養豚経営研究会(代表倉持信之)が、平成15年11月28日、山西牧場において開催された。 これまでの研修会の経緯発表と会員から提供された、安全・安心で高品質な豚肉のアピールをかねて、消費者、精肉販売業者、研究会会員および関係機関を集め講演会と情報交換会を開催した。 講演会では,(株)カスミの精肉部マネージャー関博之氏から@消費者に対して安全・安心な商品の提供を強化するための精肉部の方針、Aしゃぶしゃぶの起源とおいしい食べ方、B国産豚肉は牛肉ほど食味の変化が無いため味の差別化は現状では難しいこと、C消費者は安全・安心な豚肉を強く求めていることから、トレーサビリティや衛生面を強化し、輸入豚肉に対して差別化を図ることが必要との講演があった。 |
後半は研究会会員7名から提供されたオリジナル豚肉で、しゃぶしゃぶ(バラ)や焼き肉(ロース)にして食べ比べ、それぞれの立場から熱心に意見を交換した。消費者団体等からは,「精肉販売業者の商品管理が細部にまで行き届いていることに驚いた。また、豚肉がこのように美味しいとは思わなかった。これからもこのような研修会をたくさん計画してほしい」との要望が多数出された。 最後に、倉持会長が、「これからはトレーサビリティの確立と県西管内養豚場のオリジナルシールとともに県西ブランド豚肉としてシールを貼りアピールしたい」また、「当研究会をより発展させるには、消費者と手を組んだ販売戦略が必要」と結んだ。 |