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平成15年度養鶏研究大会が(社)日本養鶏協会関東甲信越地域協議会主催で去る6月25日(水)に大洗町「茨交大洗ホテル」において開催された。 この大会の開催に向けて、事務局の当番となった茨城県養鶏協会では、早くから準備を進めた甲斐もあり当日は、9県から生産者はじめ関係者など約230名が出席し、熱心に情勢報告、更に記念講演に耳をかたむけた。 境野徳夫副会長(埼玉県養鶏協会会長)の開会宣言の後、主催者を代表し村石愛二会長(千葉県農業協会養鶏部会会長)が養鶏業界は30年ぶりに大きな転換を迎えている。将来、私たちの子供や孫が、養鶏産業を継いでいけるかどうかの難しい時期に皆さんと共に、真剣に考えていきたいとあいさつした。 また、田中康弘茨城県養鶏協会会長が歓迎の言葉を述べた後、中村武雄茨城県農林水産部長、農林水産省関東農政局生産経済部畜産課の小林英典課長、(社)日本養鶏協会の梅原宏保会長代行がそれぞれあいさつした。 |
特に、小林英典課長は「新たな計画生産」検討会討議内容等について報告するとともに、梅原宏保会長代行は日本養鶏協会組織改革について、国が検討している新しい計画生産のガイドラインを見ると、今すすめている組織改革は是非必要と考えているので、大規模生産者の意見を聞き設立準備委員会で細部を詰めて、秋口までには新組織を立ち上げたい考えを明らかにした。 その後、(社)日本養鶏協会の島田英幸専務理事が組織改革について、「改革の必要性」と新組織の事業内容等について説明報告があった。記念講演に移り、イフジ産業(株)藤井徳夫社長より「わが社の経営理念」と題して、父親の養鶏場を継承してから会社設立の動機等現在に至るまでの会社運営方針や自分の養鶏への信念等を講演された。 また、(財)茨城カウンセリングセンター理事長大須賀発蔵氏は、相手に対する上手なことばの使い方を中心として「心のやすらぎ」をテーマに講演した。懇親の場である情勢交換会では、生産者同志の意見交換等とともに茨城県産品(常陸牛・ローズポーク・メロン等)が多数あたる抽選会もおこなわれ、参加者に好評を得るとともに、会場は盛り上がりのうちに終了した。 |