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平成15年3月25日(火)友部町「友部グリーンビュー」において「茨城養豚フォーラム2003」が開催されました。 当日は雨の中、生産者を中心に76名が参加し、午前中は茨城県農林水産部 吉田畜産課長より「当面する本県養豚の課題」と題し、本県における畜産の動向、畜産環境保全対策、15年4月より新しく始まる家畜防疫互助事業の概要について講演を頂き、午後は全国養豚協会 尾形常任理事より「最近の養豚情勢と生産者の組織つくり」と題し豚肉の需要をめぐる状況とWTO農業交渉、生産者による組織つくりについて講演を頂きました。その後の意見交換会においては新しい互助事業、畜環リース等に関する質問や、生産者による組織つくりの必要性など活発な意見交換が行われました。 本県は大消費地に近いなど立地的にも恵まれており、これまで茨城県産の豚肉について生産者が特に組織的な活動等でPRしなくても比較的優位に販売できたと思います。 |
しかし、最近の消費者の食肉に対する関心が安全性や産地表示、銘柄食肉等に集まっている中で、茨城県産豚肉の安全性、品質の良さを生産者自らがアピールし、組織的にPRしていかないと他県産豚肉におくれをとることになってしまいます。また、中央や関係機関等への施策の提言・要望も生産者の総意のもとに行えば受けとめ方が違ってくると思います。 このようなことから、県内の養豚生産者が結集し「生産者による生産者のための組織」をつくる必要があると思います。畜産協会としても、この組織つくりに協力し、支援していきたいと考えております。 |