茨城県畜産協会は、去る10月31日に茨城県下土師のポケットファームどきどき「森のレストラン」において、平成15年度畜産行政施策について橋本昌県知事に要請を行った。
 昨年のBSE(牛海綿状脳症)の発生や食品の適正表示違反などの問題が消費者の畜産物に対する不信感の増大をまねき、生産流通に大きな影響が出ている。畜産物の輸入増加による価格低迷、担い手の減少、家畜排せつ物処理など多くの課題を抱えている中で、安全で高品質な畜産物を消費者に供給するためには畜産農家の経営基盤強化が必要であり、畜産施策の一層の充実強化等、行政による支援を強く要請した。
 橋本知事は「畜産経営を安定的に発展させるため、各団体から要請のあった重要事項について、十分に検討して農家の経営改善を推進したい。また、本日みなさんの意見を聞き参考にしたい。」と挨拶されました。
 その後、食事をしながら各団体の代表者より日頃課題となっている事項等について意見交換が行われた。もちろん食事には、本県銘柄の「常陸牛」が出され、「さすが常陸牛はうまい。」と知事も満足そうであった。