豚流行性下痢 【PED】 (届出伝染病) 

家畜の種類: 豚、いのしし

        豚に豚流行性下痢ウイルスが感染することで起きる急性の下痢です。
     ウイルスは経口または経鼻的に感染し,小腸〜結腸で増えます。年齢や日齢にかかわらず発症がみられます。
     特に若齢豚では重症となり死亡率が高いです。
     大規模な農場で一旦発生すると常在化しやすいです。国内では,2013年月に沖縄県で,今回11月には茨城県で
     発生がみられました。海外では,最近の発生例として,2013年7月にアメリカの16州以上で発生がみられています。

          豚流行性下痢(PED)ウイルス(コロナウイルス)の感染により発症します。

         食欲不振や元気消失,水様性下痢が特徴的にみられます。10日齢以下の哺乳豚では,激しい嘔吐や黄色の
     水様性下痢を示し,脱水により3〜4日以内に死亡する場合が多いです(死亡率:50〜100%)
     育成子豚および肥育豚では,感染しても比較的軽症であり3〜7日で回復します。母豚では,下痢のほか,
     泌乳量の低下や泌乳の停止が起こることがあります。

         農場内への病気の侵入を防ぐため,日頃から豚,人,車両等の出入りを必要最小限に制限すると同時に,
     出入りに際し消毒を徹底します。(飼養衛生管理基準の遵守)
     導入豚は,隔離豚舎(農場から離れた場所)で飼育しながら24週間の観察を行い,健康であることを確認
     して移動させるようにします。
     発生があった農場では,定期的に豚を別の豚舎に移して豚舎内に空室豚舎を設け,水洗や消毒および乾燥
     を繰り返すことにより,ウイルスの常在化を防ぎます。
     病気が流行している場合は,導入豚や分娩前の母豚に市販の生ワクチンを接種して予防します。

     豚流行性下痢生ワクチン  2ml/頭  筋肉内接種  妊娠豚に2〜8週間隔で2回接種
     TGE・PED混合生ワクチン 2ml/頭  筋肉内接種  妊娠豚に4〜8週間隔で2回接種
                      (2回目の接種は分娩予定日の約2週間前とする)

     TGE : 豚伝染性胃腸炎

     ・疾病情報(動物衛生研究所)
     ・畜産経営技術Q&A(中央畜産会)
     ・PEDリーフレット(茨城県畜産協会)

MM900395700[1]