豚 丹 毒    (届出伝染病) 

家畜の種類: 豚、いのしし

 

角丸四角形: 1 概  要

               本症は、豚丹毒菌の感染によって起こる細菌病で、古くから世界中で発生しており、現在でも豚生産に

大きな損害を与えている伝染病です。人畜共通感染症の一つで、届出伝染病に指定されています。

 

角丸四角形: 2 原  因

               豚丹毒菌の経口摂取によって感染し、さまざまな症状がみられます。一方、ほとんど無症状で豚丹毒とは

気付かず、と畜検査で発見されて全廃棄されることもあります。

 

角丸四角形: 3 症  状

               豚の免疫状態や抵抗性の程度によりいろいろな症状を示します。本症には、敗血症型、蕁麻疹型、関節炎型、

および心内膜炎型があります。敗血症型では、発熱のほか耳翼、腹部などが赤味を失い、青黒くなり、急性経過

で死亡します。蕁麻疹型では発熱のほか菱形の丘疹が背部臀部などに好発します。関節炎型では跛行がみられ

四肢の関節部が腫脹します。 心内膜炎型では、ほとんど症状を示すことなく、と畜検査で初めて豚丹毒と診断

されることもあります。

 

角丸四角形: 4 予防法

               弱毒生菌ワクチンと不活化ワクチンが開発・実用化されています。生菌ワクチンは優れた免疫効果と安全性を

備えています。移行抗体や抗生物質などの影響がなければ6ヵ月間免疫が持続します。一方、不活化ワクチンは、

免疫持続は短く、移行抗体や抗生物質の影響を受けません。

             

               豚丹毒生ワクチン        1ml/頭   皮下注射  生後3060日齢

               豚丹毒不活化ワクチン     1ml/頭  筋肉内注射  5週齢以上の豚、3週あけて2回接種

 

角丸四角形: 5 関連リンク

     ・疾病情報(動物衛生研究所)

     ・畜産経営技術Q&A(中央畜産会)

 

MM900395700[1]