豚繁殖、呼吸障害症候群【PRRS   (届出伝染病) 

家畜の種類: 豚、いのしし

 

角丸四角形: 1 概  要

               本症は、妊娠豚では異常産などの繁殖障害、子豚では呼吸困難などの呼吸器障害を起こすウイルス病で、

我が国では1990年代以降に発生するようになった新興感染症です。現在、全国的に発生がみられ、

豚生産の重大な障害となっており、届出伝染病に指定されています。

 

角丸四角形: 2 原  因

               豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)ウイルスの感染により起こり、感染豚との接触や飛沫によるほか、

交配により急速に伝播します。一度発生すると常在化しやすく清浄化は非常に困難です。

 

角丸四角形: 3 症  状

               初めて、発生した農場では、異常産は爆発的に発生し、黒子、白子胎子などの死産がみられるほか、

虚弱な生存子豚も混在し、ときに神経症状を示すものがみられます。常在化してくると、異常産は散発的な

発生となり、離乳子豚の呼吸器障害が目立つようになります。 感染子豚は発熱と重度の呼吸促迫または

腹式呼吸などを示すほか、眼瞼浮腫、結膜炎、下痢、嘔吐などの症状もみられます。呼吸器障害は細菌や

マイコフラズマとの二次感染や複合感染によりさらに悪化することも多く、発育は遅延してひね豚の発生が

目立ち、死廃率も高くなります。

 

角丸四角形: 4 予防法

               換気、飼養密度の適正化などの飼育環境の改善やオールイン・オールアウトは病性の軽減、二次感染や

複合感染の発生防止などに有効です。ワクチン接種は、抗体検査により豚集団における免疫状態を把握した

上で、適切かつ計画的に実施する必要があります。

               PRRSウイルスは大きくはヨーロッパ型およびアメリカ型に区分されますが、我が国ではアメリカ型の

流行が主流のようです。

 

角丸四角形: 5 ワクチンプログラム

              豚繁殖・呼吸障害症候群生ワクチン     2ml/頭  筋肉内注射  生後3〜18週齢

                                          繁殖用雌豚に対しては交配3〜4週間前に接種

 

角丸四角形: 6 関連リンク

     ・疾病情報(動物衛生研究所)

     ・畜産経営技術Q&A(中央畜産会)

 

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