茨城県では，平成25年度から高病原性鳥インフルエンザ等の特定家畜伝染病防疫シミュレーションを，現地対策班を構成する農林事務所，家畜保健衛生所と市町村，保健所，警察署等の関係機関との連携を更に強化するために各地域で開催しております。
　今年度の県西地域特定家畜伝染病防疫シミュレーションは，来る10月7日（水），昨年に引き続き，筑西市明野公民館（筑西市海老ヶ島2120-7）で開催いたします。各地域で開催するシミュレーション3回目になる今年度は，今まで参加いただいた方々からのご意見やアンケートの回答を踏まえ，多くの作業を体験していただけるよう計画しております。
　平成26年12月から平成27年1月にかけて，宮崎県，山口県，岡山県及び佐賀県で高病原性鳥インフルエンザ（H5N8亜型）が発生しましたが，県をはじめ関係機関の迅速な初動防疫対応により終息が図られ，4月24日付けで日本は清浄国に復帰しました。

　しかし，中国，韓国，台湾等のアジア周辺諸国を含め全世界的に，依然として高病原性鳥インフルエンザが発生しており,渡り鳥の飛来シーズンも近付いていることから，実際の防疫作業を体験していただくことで，現地対策班の対応能力の強化が図られるとともに，万一の発生時には，迅速・的確な初動体制が整えられると考えます。
　なお，今年度の各地域の防疫シミュレーションは，県北地域は10月2日（金）に小美玉市小川運動公園，県南地域は10月15日（木）に土浦合同庁舎，鹿行地域は10月22日（木）に鉾田合同庁舎で開催されます。