平成25年度 平成24年度 平成23年度 平成22年度 平成21年度 平成20年度 平成19年度〜


     ホーム > 畜産茨城平成25年度 > 3月号 : 第41回茨城県常陸牛枝肉共励会開催


第41回茨城県常陸牛枝肉共励会開催
茨城県常陸牛振興協会 事務局長 谷口 勇


名誉賞を受賞した豊島民雄氏


 当協会主催による,第41回茨城県常陸牛枝肉共励会を東京食肉市場において開催しました。(26.3.2〜3.4)出品頭数は雌6頭,去勢54頭の60頭で実施しました。県中央家畜市場に全頭数を搬入し,生体重の計量と当日参加者した出品者を中心に,名誉賞と最優秀賞の2頭を選ぶ生体審査投票を行いました。どの牛も常陸牛としての,体格や風格を感じさせ3月4日の枝肉審査とセリの期待が膨らみ,当日が待ち遠しい様子でした。
 3月3日には品川大飯店にて,仲卸・買参人と関係者が集い前夜祭を行い50名が参加して大いに盛り上がりました。大野専務よりのあいさつでは日頃の御礼とセリでは1頭でも多くの購買をお願いしてくれる様あいさつをし,潟Rシヅカの腰塚社長からも,本日出席している買参人を中心に期待に応えて行きたいと,力強いエールをいただきました。
 最終日には,枝肉審査が早朝から行われ,県畜産センター肉用牛研究所の鈴木所長(審査委員長)を始め,日本格付協会・東京食肉市場・JA全農ミートフーズ・買参人代表では,潟Rシヅカの腰塚社長が審査を行いました。慎重なる審査の結果,名誉賞にはつくば市の豊島 民雄氏の雌牛「さくらこ」号が選ばれ,枝肉重量471 s,ロース芯面積65cm2,BMS 12と品位のある,堂々たる「常陸牛」でした。
 名誉賞牛は競り合いの末,兜x作商店様が,枝肉単価2,907円で購買しました。最優秀賞には日立市の級チ藤牧場の「安久」号が選ばれました。
 大雪の影響が残り,牛肉の需要が思わしくない状況下での共励会でしたが,仲卸・買参人の皆様の熱いご支援をいただき,1頭当たりの平均販売金額は1,046,699円と前回を上回り,100万円の大台を堅持,枝肉の平均単価は1,952円,平均枝肉重量は536sで,販売金額,枝肉単価いずれも前回を上回り,東京食肉市場で「常陸牛」の評価が確実に定着したことが,証明されました。
 常陸牛の証である刻印率も92%と前回を上回り,質,量とも銘柄牛に値すると市場関係者から高い評価をいただきました。褒賞授与式では,当協会の大野専務から,出品者並びに関係者に向け,日頃の努力に対し労いと更なる発展をするよう激励の言葉をいただきました。また,今回の褒賞式には,キリンビールマーケティング蒲lより特別賞3点を提供していただき,併せて中澤支社長から力強い激励のごあいさつを賜りました。
受賞者については,次の通り。


名誉賞枝肉