茨城県及び（公社）茨城県畜産協会主催による平成25年度新規繁殖和牛経営入門講座の開講式が，８月３日（土）に常陸大宮市の茨城県畜産センター肉用牛研究所において開催されました。
　同講座は，高齢化等で減少が続く繁殖和牛農家の育成と担い手づくりを目的として平成23年度から実施しており，３年目となる本年度は就農希望者や地元大学生など県内外から17 人の参加申込みがありました。
　開講式には，受講生15人，実習受入農家４人を含む関係者約30人が出席し，主催者を代表して常陸大宮地域農業改良普及センターの佐川所長の挨拶に続き，事務局である県北農林事務所の日野技師から，平成26 年１月までの講座内容等（全コース計７回）の説明がありました。
　その後自己紹介で，受講生からは，「Ｕターンして農業を始めた。良い子牛を育てたい。」「後継者として仲間入りしたい。」「大学では学べないことを学びたい。」など，受講の動機を熱く語っていました。
　開講式に続き，第１回目の講座が行われ，肉用牛研究所小野室長から「栄養管理と繁殖管理」，県農業総合センター加藤専技から「肉用牛の飼養管理と飼料給与」の講義があり，実習では，研究所内の牛舎等を見学し，母牛へのブラシかけや愛くるしい子牛たちとのふれあいを楽しみました。
　なお，本講座を通して繁殖和牛に関する知識や技術を修得して頂き，受講生の中から一人でも多くの繁殖農家が育つことを願っています。