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畜産農家の皆様へ

 耕種農家では,秋作に向けて堆肥を多く施用する時期となりました。放射性セシウムによる農地土壌の汚染拡 大を防ぎ,安全な農産物を生産するため,堆肥を製造・流通・販売されている畜産農家の皆様におかれましては, 次のことに気を付けてください。

・堆肥の原料を購入する場合は,製品の段階で暫定許容値(400ベクレル/kg)を十分に下回るよう適切に
 製造管理を行いましょう。

・特に,副資材として剪定枝や落葉を使用する堆肥は,暫定許容値(400ベクレル/kg)を超えた事例が過
 去にありましたので,剪定枝や落葉は使わないようにしましょう。

・牧草や稲わらなどの粗飼料を敷料に使うときは,牛が摂取する恐れがあるため,飼料の暫定許容値(100
 ベクレル/kg)を超えていないことを確認しましょう。

・家畜排せつ物又はこれを原料とする堆肥を販売・譲渡する場合は,飼料・敷料・副資材などの飼養管理
 の情報を適切に提供しましょう。

      【参考】肥料・土壌改良資材・培土及び飼料の暫定許容値一覧
区 分 暫定許容値
肥料・土壌改良資
材・培土・家畜用
敷料
400 ベクレル/s(製品重量)
※ただし,牧草や稲わらなどの粗飼料を敷料に使うときは,牛が摂取する恐れがある
ため,飼料の暫定許容値(100 ベクレル/s)を超えていないことを確認する。
飼 料 100 ベクレル/s(粗飼料は水分含量8割ベース,その他飼料は製品重量)
80 ベクレル/s(製品重量,ただし粗飼料は水分含量8割ベース)
家きん 160 ベクレル/s(製品重量,ただし粗飼料は水分含量8割ベース)
100 ベクレル/s(粗飼料は水分含量8割ベース,その他飼料は製品重量)

その他
 以下の場合は,農地土壌の汚染を拡大することはないので,堆肥中の放射性セシウムの暫定許容値(400ベク レル/kg)にかかわらず,家畜排せつ物又は堆肥を施用することができます。
@ 自ら飼料を生産する草地・飼料畑等に,自らの経営で生じた家畜排せつ物又は堆肥を還元する場合。
A 飼料生産農家から飼料の供給を受け,家畜排せつ物又は堆肥を元の飼料生産農家の草地・飼料畑等に 還
 元する場合。

               問い合わせ先
茨城県 農林水産部 畜産課(経営環境グループ) TEL: 0 2 9 - 3 0 1 - 3 9 8 8
        〃    エコ農業推進室         TEL: 0 2 9 - 3 0 1 - 3 9 3 1