県北農林事務所振興・環境室では6月16日(木)、管内の未利用木質資源を活用して製造されたオガ粉の畜産農家での利用推進を図るため、オガ粉製造施設の視察検討会を開催しました。
当日は管内市町畜産担当者、畜産関係団体、県関係機関約40名が参加し、オガ粉の製造工程の見学と、今後の供給状況と需要見通しなどの情報交換を行いました。 管内には、間伐材を有効利用するために「茨城県森林整備加速化・林業再生基金事業」および「木材利用促進施設整備事業」により施設整備されたオガ粉製造施設が4ヶ所あり、平成23年から本格稼働しています。 オガ粉は、家畜の敷料として吸水性、クッション性、脱臭性に優れており、たい肥生産過程の水分調整剤としても需要拡大が見込まれます。 県北農林事務所では、管内の特性や現状に基づき「耕畜林連携による地域資源循環型農業の推進」を重点プロジェクトのひとつとして取り組むこととしており、畜産農家に未利用木質資源を有効活用していただき、良質なたい肥生産および耕種農家への利用拡大を推進していきたいと考えています。
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