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     平成22年度 > 7月号 : 「東京食肉市場祭り」に向けた産地研修会開催!!


「東京食肉市場祭り」に向けた産地研修会開催!!
茨城県常陸牛振興協会


  このたび東京食肉市場鰍ィよび卸商協同組合の方々26名を招き常陸牛の生産農場を対象とする研修会が開催されました。
  この研修会は今年10月16日(土)〜17日(日)の2日間にわたり「東京食肉市場祭り」の開催が予定されており、常陸牛が銘柄牛として参加するため、事前に買参人に理解を深めてもらう目的で開催されました。




  一行は水戸駅からバスで研修会場の国民宿舎「鵜の岬」に向かいました。車中は自己紹介やビデオによる常陸牛の説明を行いました。当初の視察予定先は常陸牛指定生産農場である日立市の(有)加藤牧場と常陸大宮市の(有)中島牧場で、どちらも1,000頭飼養規模と県内でも有数の大規模農場でしたが、口蹄疫の発生により農場現場での研修は取り止め、鵜の岬の研修会場においてパワーポイントを使い、常陸牛振興協会の事業内容や生産農場紹介、更には写真による生産現場の状況説明や意見交換を行いました。
  研修の中で「牛にストレスをかけないよう工夫している」との説明に対し「そんなに気を使うのですか?」との驚きの声がありました。




  その後、水戸市周辺に移動し、JA全農の「ポケットファームどきどき」で常陸牛等肉類の販売を視察、更に茨城県庁最上階展望ロビーで田中畜産課長から歓迎の挨拶を頂きました。




  午後5時からホテルにおいて産地側と市場側の意見交換会が開催されました。
  産地側は茨城県農林水産部長はじめ、全農茨城県本部、茨城県家畜商協同組合、茨城県畜産農業協同組合連合会、(社)茨城県畜産協会など関係者15名が出席、意見交換を行いました。常陸牛の東京食肉市場における評価や全国レベルからみた常陸牛生産者の技術力の高さ等について、資料に基づき説明しPRに努めました。




 懇親会に入り、メインデッシュの食材には研修農場である(有)中島牧場生産の常陸牛ロース(BMS9)を使用したローストビーフを提供し常陸牛の味を充分に堪能され「肉に甘みがあり、大変美味しかった」と好評をいただきました。




  翌日、市場御一行様は大洗や袋田の滝を見学の後、帰路につき研修は無事終了しました。
  今回の研修はメインである農場研修ができず、必ずしも十分な研修とは云えなかったたかと思いますが、常陸牛生産の取り組みについての理解は得られたものと思っております。いづれにしても「平成22年度東京食肉市場祭り」はスタートしました。
  今後、県を始めとする各関係団体の方々の積極的なる、ご支援ご協力を頂き、茨城県の誇る銘柄牛「常陸牛」の更なるブランドアップを目指し「東京食肉市場祭り」を是非成功させたいと切望するものです。