6月29日、東京都港区の発明会館ホールで(社)日本草地畜産種子協会主催による全国草地畜産コンクールの表彰式が行われました。
 このコンクールは今回で13回を迎えましたが、本県から出品した大子町 戸辺久一郎氏の取り組みが(社)日本草地畜産種子協会会長賞を受賞しました。
 審査委員からは小区画分散ほ場で獣害が多い中山間地域の不利な立地条件下で、借地を有効に活用しデントコーンや冬作のエンバク類を栽培し、飼料自給率の向上に取り組んでいる経営で、耕作放棄地の解消、土地利用率の向上、単収向上など諸問題に多数のヒントを与える模範的事例であると高く評価されました。

 審査委員長の審査講評のあと、表彰、受賞者記念撮影が行われ、その後各受賞者による経営内容発表と「粗飼料自給率100%を目指して」をテーマにパネルディスカッションが開かれ、受賞者と審査委員による意見発表が行われました。
 誠におめでとうございます。今後とも飼料増産のモデルとして酪農経営の発展と畜産振興にご活躍されることを期待いたします。
 なお、コンクール詳細については、日本草地畜産種子協会ホームページ(http://souchi.lin.gr.jp)に掲載されておりますので、そちらをご覧ください。

戸辺久一郎氏(中央)と普及センター小舩恵二氏(右)