第9回全国和牛能力共進会が、平成18年6月28日に開幕し、最終比較審査を19年10月11日から14日の4日間鳥取県米子市及び大山町にて開催されました。
  本県の出品は、第2区(若雌の1)第3区(若雌の2)及び第9区去勢肥育牛の計4頭と10月11日行なわれた和牛審査競技会に参加いたしました。
  県独自の取り組みとして、この和牛界最大のイベントの成功に向けて、事務局及び農協等が一丸となつて取り組み、17年12月に担当者会議を実施し、そのなかで、各区の交配種雄牛の選定とPRにより農家の理解を得ながら、いかにして指定交配を進め、1頭でも多く産子を得て選抜牛があげられるかが要点であり、県の種雄牛の名声をあげるためにも種雄牛を茨北安号にしぼり指定交配を実施しました。
  結果的には、最終選抜にあがってきた候補牛は、第2区で4頭、第3区は6頭、第9区で7頭で、茨北安号は第2区2頭、第3区0頭、第9区7頭でした、第2区と第9区にて茨北安号が選抜されました。
  第2区の常陸大宮市の小林伯さんのみやきた号(種雄牛茨北安)、第3区の常陸太田市の鈴木始さんのくらしげ号(種雄牛第2平茂勝)、第9区については茨城県畜産センタ-肉用牛研究所と全農茨城県本部哺育センタ-の肥育牛2頭(種雄牛茨北安)が鳥取県の最終審査に出品されました。
  和牛審査競技会女性の部に、北茨城市の鈴木秋雄氏の妻鈴木しろみさん、及び高校生の部は真壁高校の梅田和則さんが参加され上位入賞はできなかったけれども、優秀な成績を収めました。
  種牛については、初のこころみとして、農協と生産者とともに調教の研修会や共進会(会場)の雰囲気になれさせるために、大宮の家畜市場にて牛のお泊り会などを実施し、牛の調教、手入れ等に力を入れて実施した結果、鳥取県会場において、牛があばれたりおどおどしなくなり最終結果として、第2区については1等賞の11席、第3区1等賞の6席に入り、第9区は、優等賞と1等賞に入賞し今までにない好成績をおさめました。まだまだ全国のレベルには及ばない面がたくさんあり、今後、県及び関係団体の協力のもと改良等に力をいれながら次回長崎県で開催される第10回全共に向けて努力したいと思っています。   また、今回の第9回全国和牛能力共進会には、県及び関係団体、関係農協の皆様には大変お世話になりありがとうございました。