1.ローズポークに狙いをつけて。
 県西地域は、茨城県の中でもローズポークの指定生産者が最も多く存在している地域(県西地域25戸/県内38戸、平成19.4現在)で、ローズポーク生産の主要な産地を形成しています。その県西地域の『道の駅ごか』では、直売所でローズポーク及びローズポークを食材とした肉まん、しゅうまいの販売、レストランにおいては、とんかつ、しょうが焼き等、常時13種類のメニューを提供しています。中でも大きな人気を誇っている100%ローズポークを使用した『ローズポークまん』(中華まん)を紹介します。
 『道の駅ごか』は、平成17年に地産地消をコンセプトに五霞町、JAむつみ、五霞町商工会等による第3セクターである(株)五霞まちづくり交流センターが管理運営しています。オープンにあたり様々な特産品、農産物、畜産物について模索していたところ、県の銘柄豚肉『ローズポーク』に狙いをつけて五霞町唯一の養豚農家にローズポーク指定生産者の認定を受けて貰い、販売指定店となり商品化に取り組みました。

2.ローズポークまんデビュー!
 商品の開発にあたっては、饅頭製造業者の協力を得て、コンビニの肉まんの食べ比べや、時には横浜へ足を運ぶ等、試作、研究を重ねた結果、現在の『ローズポークまん』が平成17年11月に出来上がりました。
 ローズポークまんの特徴は、材料に主にバラ肉部分を使用し、ローズポークを食べたときに感じたやわらかく、くせのない食べやすい肉の食感を失わないよう、ローズポークまんは薄味に仕上げ、肉の歯ごたえを生かすよう一般的なひき肉ではなく、肉は大きめにし、角切りにすることで、全体的にボリューム感をもたせるよう工夫をこらしています。
 
 なお、1個180円で販売されており、冷凍持ち帰りの販売もあります(6個/セット)。
 ローズポークまんを一口食べてみると、肉のボリューム感とジューシーな肉汁が口の中に広がり、ローズポークの旨味を充分に味わえ、もう一度食べたくなる程の逸品です。

3.話題沸騰!ローズポークまん
 ローズポークまんは、イベントでの紹介、インターネットでの情報発信や販売を行うほか、TV放送や、茨城まっぷる等の情報誌等にも掲載されており、販売開始以降ローズポークを目当てにした来客数は増え、今では、平日に200個、土日には500個の売り上げがあります。また、買いにくるお客は県内のみだけではなく、栃木県や埼玉県等近隣の県にも広く、中には遠く横浜からリピーターとして買いに来る方もいるそうです。また、第2段として商品化を図ったローズポークシュウマイは、1個50gの大きさで、こちらもジューシーで食べごたえ十分なもので、お土産を中心として人気を集めています。
4. ご賞味ください「ローズポークまん」
 今回紹介するにあたり協力頂いた(株)五霞まちづくり交流センターの山下武彦さんは『これからも、地域にある食材や、ローズポークを生かした「道の駅ごか」独自の特産品とした商品の開発に取り組んでいきたい』と熱い思いを抱き、更には次なる目標に向けて動きだしておりました。
 これから寒くなる時期でありますので、県西地域にお出かけの際は、皆様も『道の駅ごか』に立ち寄り、心も体も温まるローズポークまんそして、ローズポークしゅうまいを是非ご賞味ください。
<問い合わせ>
所 在 地猿島郡五霞町幸主18−1

(国道新4号バイパス沿い)
T E L0280−84−1000
休 館 日第1,第3月曜日(祝日の場合翌日)
ホームページhttp://roadgoka.gozaru.jp/