新年明けましておめでとうございます。輝かしい新春を迎え、皆様のご健康とご活躍を心からお祈り申し上げます。
 本協会の事業推進など日頃から暖かいご理解とご協力を賜りまして厚くお礼申し上げます。
 さて、今年は農政改革断行の年として、品目横断的経営安定対策が導入されます。
 これは従来の価格政策から所得政策への転換を図り、生産力の向上、食料の安定供給を図るため、担い手に施策を集中させるとしております。
 しかし、現在、日本の農業は規模の小さい農家や高齢者に支えられていることも事実です。これら弱者に対する支援も欠かすことはできないのではないかと考えています。
 また、畜産では、本年から開始される日豪のFTA交渉の結果如何では、牛肉生産等への打撃も心配されておりますし、原油価格の高騰と相まった、トウモロコシなど植物から作る燃料である「バイオエタノール」の世界的な生産の動きは、飼料原料の多くを輸入に依存している我が国にとっては、飼料の需給ひっ迫など畜産の将来を左右しかねない大きな問題となる恐れも考えられます。
 このような状況のなかで、本協会としてはこれまで以上に、県、関係団体などとの連携を強め、各種事業に積極的に取り組み、本県畜産の安定と発展に寄与してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。