平成18年11月21日〜24日の4日間、東京都中央卸売市場食肉市場において、平成18年度(第35回)全畜連肉用牛枝肉共進会が盛大に開催されました。農林水産祭参加による本共進会は、全国(第1次生体審査400頭)から選抜された黒毛和種去勢牛50頭により枝肉審査が行われました。


最優秀賞 米平牧場@


優秀賞1席 華川牧場

 下記の成績からもわかるとおり、肉量・肉質ともに揃った本県の8頭は、「常陸牛」の名をPRするには充分の内容で、数多く並ぶ出品牛の中でも一際目立つ感じがありました。脂肪交雑(BMS)で優れているとともに、バラやモモへのサシの入り方にも素晴らしいものがあり、体型の良さ(肉張り・ボリューム・バランス等)と合わせて、買参人の評価を高めているようです。
 茨城県からは次の8頭が出品され、最優秀賞(農林水産大臣賞)をはじめ5頭が入賞するという好成績を挙げました。なお、8頭すべてが格付でA-5、「常陸牛」となりました。




最優秀賞 米平牧場A


優良賞1席 矢内邦夫

 また、セリ時に取り巻く買参人が(他県出品牛と比べ)多く見られるようになったことは、常陸牛のブランド化に
 よる効果が確実に表れてきている証拠であり、枝肉価格の上昇にもつながっていると思われます。
 前回(昨年度)の本共進会では、最優秀賞(農林大臣賞)を肉用牛振興研修農場が受賞しており、本会直営牧場としては大変名誉な2年連続受賞となりました。