10月20日(金)、茨城県西畜産開発公社下妻家畜市場において第49回茨城県種豚共進会が開催されました。今回は8市町村、11名の方から101頭の出品でした。出品内訳は1部1類の若齢個体にはランドレース17頭、大ヨークシャー9頭、デュロック42頭で、1部2類の若齢組出品は5組10頭(ランドレース3組、大ヨークシャー2組)、2部のF1については23頭でした。
 最高位である名誉賞の1席には神栖市の高橋三郎さんの出品豚で若齢個体のランドレース雄が選ばれました。発育が良く、骨量に富み、後躯が充実し、歩様がしっかりしていて、資質体積ともに申し分なく、ランドレース種の特性を如何なく表現している素晴らしい雄でした。2席には那珂市の上金幸広さんの出品豚で若齢個体のデュロック雄が選ばれ、3席にも上金さんの若齢組出品の大ヨークシャー雌が選ばれました。
 共進会終了後に行われたオークションは、購買者が40名程度集まり、活気あふれるオークションとなりました。最高値は上金さん出品のデュロック雄、20万6千円で成立は86.1%でした。(101頭上場中87頭が成立)
 本共進会の会場でありました下妻家畜市場につきましては、10月の市場開催を最後に閉鎖となりました。種豚改良、種豚流通の拠点がなくなることはまことに残念ではありますが、ここに今までの功績に対しまして改めて感謝申し上げたいと思います。
 最後になりましたが、第49回の茨城県種豚共進会が無事終了できましたことにつきまして、出品者の方々をはじめ、関係者の方々に大変お世話になりましたことをこの場をお借りしましてお礼を申し上げます。