去る、平成18年2月21日に環境にやさしい農業鹿行地方推進会議(県鹿行地方総合事務所農林課)、鉾田市地域循環型農業システムづくり推進協議会(鉾田市)、鉾田地域土づくり運動推進連絡協議会(鉾田地域農業改良普及センター)によるたい肥散布実演会が、鉾田市舟木の畑とビニールハウスを利用して開催されました。
 当日は、畜産農家、耕種農家、県、市町村、など約100名の参加を得ました。

実演会:説明風景
 たい肥の利用については、地力の低下した土壌を改善し、肥料として有効なことは十分にわかっているものの、たい肥の運搬・散布に手間がかかるので、敬遠されておりました。しかし、近年土づくりの気運が高まりを見せていること、様々なたい肥散布機が開発されていること等によりたい肥の利用について関心が高くなっております。主催者挨拶(鹿行地方総合事務所農林課長)の中で「たい肥の散布や運搬にかかる労力を軽減する手段として、たい肥散布機の購入が不可欠になる。」等の趣旨が述べられました。
 また、鉾田地域農業改良普及センターから、土づくり実証圃の結果として堆肥を利用することでA品率が向上したサツマイモの事例が紹介されました。
 実演会では、施設野菜栽培に対応できるクローラ式の小型自走式堆肥散布機や路地野菜栽培等に対応できるトラクター牽引式堆肥散布機のデモンストレーションを行いました。また、会場では、軽トラック搭載型散布機やダンプトラック搭載型の自走式堆肥散布機の展示も行われました。
 実演会に参加した耕種農家、畜産農家ともたい肥散布機のデモンストレーションを熱心に見学し、メーカーに説明を求めるなど、生産者の関心の高さがうかがえました。

改善区
(牛ふん堆肥+リン酸資材+深耕)


慣行区
(牛ふん堆肥無施用,リン酸資材無施用,深耕未実施)



  実演会に参加した耕種農家、畜産農家ともたい肥散布機のデモンストレーションを熱心に見学し、メーカーに説明を求めるなど、
 生産者の関心の高さがうかがえました。