畜産公開デーに当協会・茨城県たい肥利用促進協議会も参加し、たい肥の無料配布と相談コーナーを設けました。
 テントの位置が主会場の裏手のため客足が心配されましたが、両日ともほとんど切れ目なく訪問客があり、用意した牛ふんたい肥、豚ぷんたい肥各500個が残らずさばけました。たい肥配布の行事が定着し、これを楽しみに地元や水戸市、ひたちなか市のリピーターが数多く訪れました。
 たい肥相談コーナーでは、元茨城県肥飼料検査所長の緑川覚二氏が相談に応じました。相談件数は20件ほどで、大部分はベランダや庭先を活用したミニ農園でのたい肥の使い方の相談でした。緑川氏が懇切丁寧に回答し、相談者はたい肥への理解を深めたようでした。
 現在たい肥利用による土づくりのため、栽培農家と畜産農家を結ぶ耕畜連携が推進されています。これに加え、広く非農家の県民にたい肥の効能を理解してもらうことは、たい肥利用のすそ野を拡大するとともに農業や畜産に対する正しい認識に役立つものと思われます。