平成16年11月8日〜11日、(株)茨城県中央食肉公社において、第45回関東肉牛枝肉共進会(主催:関東肥育牛振興協会(県家畜商協 山口武平理事長))が開催されました。関東1都6県から、生後32ヵ月以内の黒毛和種35頭と生後28ヵ月以内の交雑種15頭が出品されました。
 最優秀賞に輝いたのは第1部黒毛和種に出品した栃木県の鈴木 林氏と第2部交雑種へ出品した埼玉県の五十嵐俊一氏の両氏で、鈴木林氏が農林水産大臣賞を受賞しました。
 農林水産大臣賞受賞の出品牛の血統は父が「北仁」、母の父が「安平」、母の祖父が「菊谷」であり、生体重837kg、枝肉重量543kg、格付はA5(BMSbP2)、枝肉単価は3,801円で、枝肉金額は2,063,943円の高値が付きました。
 近年の共進会等でも枝肉重量が大きい傾向があり、この共進会においても、黒毛和種の一番大きいもので611kg、平均の枝肉重量は509.5kg、歩留66.6%と大きく、サシが入ったものが上位を占め、どの参加県の肉牛が受賞してもおかしくない状況であったと思います。
 本県の受賞者は、第1部黒毛和種で高嶋金治氏(優秀賞4席)、播田実一美氏(1等賞) 、第2部交雑種では、加藤朝巳氏(優秀賞)、木村 靖氏(1等賞)でありました。


(写真は、農林水産大臣賞を受賞した枝肉)