厳しい暑さが続いております。暑熱対策は十分と思いますが、この暑さの中皆様方の愛牛はいかがでしょうか。
 私、平成16年度茨城県酪農業協同組合連合会通常総会におきまして、代表理事会長に選任されこのほど就任をいたしました。一言ご挨拶を申し上げます。
 わが国の経済は一部に景気回復基調が見られるものの、依然として実感に乏しく厳しい環境が続いていると考えております。
 また、農業情勢につきましては、WTOやFTA農業交渉の行方をみると、先行き農畜産物輸入の規制緩和が避けられない状況で、わが国農業・酪農への危機感が高まっております。
 このような、グローバル化の中で生産者が安心して経営を営むことのできるよう、組織一丸とな った対応が必要と考えております。
 本県の酪農は、平成元年に比べて出荷戸数において1/2に減少したものの、1戸当たりの飼養頭数は1.6倍の50頭に増加し、生乳生産量は19万dを維持しております。
 その間、酪農組織機能の経過としては、ゆとりある酪農経営の一助としての酪農ヘルパー制度の確立。酪農をとりまく構造の変化に対応した広域指定生乳生産者団体(関東生乳販連)の設立等がありました。
 当面の最大の課題は、現在推進をしております酪農組織の合理的な再編であります。
 更なる集送乳路線の合理化、そして最終目標が一県一酪農協の実現に向けての組織整備にあります。特に、集送乳路線の合理化については、第2期C・S再編整備として地域集約の中から効率的な路線により低コスト化を目指しております。
 酪農界は、BSEの発生以来「食の安全・安心」が社会的に大きな関心事となっている中、生産者において生乳の品質管理等遵守も求められてきております。また、本年は家畜排せつ物法完全施行の年であり生産者が整備を完了できるよう取り組んでいくとともに、地域関係者一体となった対策も重要と考えております。
 今年度は需要期の生乳生産対策として、関東生乳販連は従来の季節別乳価要領を改訂するとともに、より需要期に対応できる生乳生産の拡大を図るべく「需要期生乳生産推進事業」を実施しております。
 また、生産者に対する指導としては、需要期生乳生産量増加、個体能力向上の為の牛群検定事業の加入推進、カウ・コンフォートを含めた飼養管理技術向上による生産性の向上。後継牛確保対策として、ホルスタイン種交配指導、導入事業等、積極的に取り組んでまいります。
 現在、牛乳の消費が伸び悩んでおります。天候による理由ではなく、この暑さの中でも需要が低迷しているという実態にあります。どうすれば愛飲されるのか販売方法を含めた牛乳普及対策を新たに考えていく必要があると思っております。
 このような酪農の状況にありますが、今や牛乳が米を凌ぐ生産量にあり、国民にとって不可欠の食品としての位置付けにあります。
 我々酪農組織は、消費者の期待に応え、消費者に喜んでもらえるモノづくりの推進をすべく諸課題を克服し積極的に事業を展開していく所存であります。
 今後とも皆様方の絶大なるご指導ご鞭撻をお願い申し上げるとともに、ご健勝を心よりお祈り申し上げ簡単でありますがご挨拶とさせていただきます。