廣木　曻　茨城県畜産協会会長
　去る平成１６年５月２８日に橋本昌茨城県知事をお迎えし、主に茨城県畜産会館入居の関係団体との畜産懇談会を開催いたしました。
　本県の畜産は、徳川光圀公の時代からすでに畜産が奨励されていたなど古い歴史を有しております。
　また、今日では、肉豚の出荷頭数で全国第３位、鶏卵出荷量で同第２位、生乳生産量で同第８位など全国有数の畜産県となっております。
　当日は、当協会の廣木会長はじめ畜産関係団体長に参加をいただき、和やかな中で懇談会が進行いたしました。
　橋本知事は、あいさつの中で県内には大変すばらしい畜産物がたくさんある。

橋本　昌　茨城県知事
　なかでも、牛についてはトレサビリティによる常陸牛の生産と販売、とりわけ流通販売体制の構築、いかにして常陸牛として売れるか体制作りが必要、と強調されるとともに首都圏での販売がかぎと話されました。
　出席された団体長からは、酪農関係では担い手の確保のために酪農ヘルパー制度を活用していること、肉用牛では販売先確保への努力をしていること、優秀な種雄牛ができたら知事から発表してほしいなど、各団体で取り組んでいる事例や要望も出されました。
　茨城は、広大で平坦な農地や豊かな水資源に恵まれておりますが、全国の中の茨城の畜産をどう構築してゆくかは、安全・安心の生産販売体制の樹立を図ること、アピールすることが改めて重要と思われました。