茨城県畜産協会は、去る11月17日に茨城町下土師のポケットファームどきどき「森の家庭料理レストラン」において、平成16年度畜産行政施策について橋本知事・茨城県議会(葉梨農林水産委員長)に要請を行なった。
 BSE(牛海綿状脳症)の発生以来、畜産物への安全・安心を求める声が一層高まっており、牛肉のトレーサビリティ法への対応をはじめ、安全で信頼される畜産物の生産・供給体制の確立が不可欠となっている。
 更に、担い手の確保、家畜排せつ物処理施設の整備、耕種農家との連携による堆肥の利用促進や飼料自給率向上対策、生産コストの低減など、畜産農家は多くの課題を抱えながら経営改善に努めている中で、本県の畜産経営を安定的に発展させるためには、多様化する消費者ニーズ等を的確にとらえながら、畜産施策の一層の充実・強化を図り、改善を進めることが急務であると強く要請した。
 その後、各団体からの代表者により畜種別に畜産の状況と現在抱えている問題点等について話題提供が行なわれた。
 橋本知事は「各団体から要請のあった重要事項について、十分に検討して畜産農家の経営改善を推進したい。」と挨拶されました。