(写真は、農林水産大臣賞を受賞した枝肉)

 平成14年10月23日〜25日、東京都中央卸売市場食肉市場に於いて、平成14年度全国肉用牛枝肉共励会が開催された。
 全国から出品されたのは、和牛去勢219頭・和牛雌102頭・乳牛去勢及び交雑種去勢29頭、合計350頭が出品され、日本一の名誉賞(農林水産大臣賞)に輝いたのは、第2部和牛去勢に出品した北茨城市磯原町 新妻 洋治 氏(48歳)の「勝」号が受賞した。
 新妻氏は、現在130頭規模の和牛肥育経営をしており、この牛は、北海道より導入されたもので、血統は父が「平茂勝」母の父が「第2波重」母の祖父が「菊谷」で、生後月齢31ヶ月、生体重686kg、枝肉重量461kg、格付けA5(BMS 12)で、枝肉単価は16,194円、枝肉金額は7,465,434円と高値が付いた。
 現在、茨城ひたち農協でブランド化して売り出している「花園牛」の生産者でもあり、餌は自家配合で秘密であるが、農協と共に研究を重ねてきた成果が出、花園牛の名声を博することが出来た。
 これらの結果は、本人の常日頃の勉強や管理面等の努力によるものであるし、県畜産協会の経営診断も受診して自らの経営改善に役立てているなど、この受賞を機に今後も更なる期待をしたい。